過食症ステージ別症状例 第2段階
過食症の症状 第2段階
初期の頃にひきつづき「やせること」が第1の(目先の)目的なわけですが、
過食症の症状が進んでくると、自分が単にやせたくて過食・嘔吐をしているの
かそれともストレスを発散するために行なっているのかわからなくなってくる
ことがあります。
食べている間だけは無心でいられるし心が満たされるし快感も得られると感じま
す。強いストレスがかかり発作的にむちゃ食いをしてしまう場合もありますが、
「今日、あとで〈むちゃ食い)やっちゃおうかな・・・」と計画的にすることもあ
ります。
過食はストレス発散方法であると同時にこころの安定剤でもあり、場合によって
はひとつのレジャーのようになってくることもあります。
食べるという行為は本来、心と体に栄養をあたえるものですが、このころは主に
心を満たすための手段となってきます。
感情の揺れが大きくなったり、落ち込みやすくなったり、うつ症状がでてくること
もあります。社会的には普通に生活しているように見えても、日常生活は全般的に
不健康なものとなり不規則になりがちです。
身体症状としては喉がヒリヒリしたり、胃・食道のあたりに不快感をかんじたり、
口の中が荒れたりすることがあります。また拒食と過食をくりかえしている場合
は生理不順になることもあります。
初期段階のように嘔吐したあとのスッキリした感じはなく、身体はしばらくの間
だるいまま。指をつっこんで吐くため手の甲に傷ができることもあります。
食べることに依存しはじめ、心身ともにダメージを感じ始めます。