過食症ステージ別症状例 第1段階

摂食障害/過食症




 過食症の症状 第1段階


  ある日を境に急に過食/拒食を始めることもありますが、一般的にはダイエット
  がきっかけになることが多いようです。なんらかの目的を持ち短期〜中期にわた
  って「減量する」ということに意識が集中しはじめるのです。

  このころは目的(例えば、夏になったらカッコよく水着を着たい・痩せて○○を
  見返してやる・・・など)それ自体に意識が向いているので、ダイエットをしていて
  も、目標体重まで落ちたらダイエットはやめるから大丈夫、というくらいの認識
  でしかありません。

  そして、ある程度のやせ経験をすることにより気分はハイになり「身も心もスリ
  ムな自分」を楽しみ活動的になっていきます。

  これこそが自分が求めていた状態のような気がしてくるのですが、もともと健康
  的な減量をしていないことが多く、ある時点から体重を落とすのがむずかしくな
  りはじめます。

  精神的にも肉体的にも少しずつ疲れがでてくるため、イライラしたり精神的に不
  安定になりやすく多くはこのあたりで小食から過食に移行していきます。

  今まで食べられなかったストレスのためドカ食いしてしまうとか、そんなに沢山
  食べていないのに太りやすくなったなどは誰にでも起こりがちなことです。

  しかし過食症になりやすいタイプの人はそれに加えて、意識的・無意識的にある
  種の強い思いで頭の中が占められていく傾向にあります。


    「自分は食欲をコントロールできなダメな人間だ」

    「あの理想体重に戻ってずっとキープしなくっちゃ」

    「目標体重になるまであきらめたくない」 etc.


  そして、なにかのきっかけで「食べすぎたら出せばいいんだ」ということを知っ
  てしまう。方法としては指を喉にいれて吐く以外に下剤や利尿剤などを使用する
  人もいます。

  この頃は過食・嘔吐などをしていても、単に楽なダイエット方法がみつかったと
  思う程度でそれほど深刻には受け止めていないものです。嘔吐したあとはむしろ
  すっきりとした気分で、排出行動をする回数はまだそんなに頻繁ではありません。

  ⇒ 過食症ステージ別症状例 第2段階



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