過食症が治るということ
摂食障害/過食症は必要以上におそれることはありませんが
じっさいのところ、なかなか厄介な相手ではあります。
治そうとがんばればがんばるほど症状が悪化したり
もうどうにでもなれ!と開きなおると治まることもあったり
相当あまのじゃくなところがあるんですね。
その点、チャランポランな性格の人は摂食障害になりにくいといえます。
これは表面的なことではなく、心の持ちようのお話です。
チャランポランというと聞こえが悪いようですが、そういうタイプの人は
「気楽に人生と向きあう方法を体得している」といえるかもしれません。
摂食障害/過食症という病気を治していくには、あせりは禁物です。
あせれば焦るほど過食症から抜け出すのがおそくなってしまうからです。
「のんびり、ゆっくり、テキトー、気楽に、大雑把・・・」
これは過食症から一刻も早く抜け出すための合言葉です。
これらは摂食障害/過食症から抜け出すための大切なキーワードといえます。
「心の底からリラックスする」というのは、過食症患者さんにとっては
なかなかむずかしいことなのです。
不思議なもので過食症は「治った!」ということをあまり実感しません。
「治した」「治った」というのではなく「そういえば、いつのまにか
症状がでていないな〜〜」というように自然に消え去ることが「過食症
が完治する」ということであり、最終的なゴールとなります。